福岡県のおがた市「花文化都市」観光ビジョンムービーを発表
こんにちは。直方市です。
市では、”すぐそこにある「お手頃な非日常」の提供”をテーマに、本市の観光業の体質強化、観光拠点の再生を目的とした「直方市観光基本計画」を令和4年3月に制定しています。
この度、この観光5カ年計画の一環として、本市の観光資源である“花”と“文化”にスポットを当て、おもてなしにあふれた5年後の未来の直方市の姿を描いた本市史上初となるシティビジョンムービー「 のおがた市“花文化観光”ビジョンムービー 」を、2023年6月1日(木)より、YouTube( https://youtu.be/UrrO9sc_6TU )にて公開しました。
直方市観光基本計画とは
「直方市観光基本計画」は、コロナ禍がもたらした観光トレンド、消費動向の著しい変化を受け、来るべき観光需要の回復への備え、観光業の体質強化、観光拠点の再生に向けた取り組みの指針です。
本市の地域観光資源とその課題を抽出し、観光におけるDXを推進していくための計画として、令和4年3月に策定しました。
"すぐそこにある「お手頃な非日常」の提供〜また訪れたくなる、ちょっと特別な場所〜”をテーマとして設定。
本市を訪れて頂く方にとって、直方市が「ちょっと特別な場所」として何度も訪れたくなるまちを目指し、観光振興事業を展開しています。
観光基本計画には市民の皆さんの意見を反映
さて、この観光基本計画、計画を策定するために令和3年に地域や観光に関する市民アンケートを実施しました。
「直方のこれからの観光まちづくり」を考える市民ワークショップでは、映像プロデューサーの清川進也さんに講師を務めていただき、直方の魅力を深く掘り下げて観光振興について意見交換を開催。活発な意見交換が行われ、市民の皆さんの直方愛を感じました。
<清川 進也(きよかわ しんや)さんプロフィール>
サウンドデザイナー、プロデューサー。
2011年に自身の故郷で制作した「森の木琴」をきっかけにグローバルに活動を展開。2016年に大分県別府市の地域振興事業として実施された「湯〜園地計画」を総合プロデュース。直方市では、直方市観光基本計画策定関連の市民ワークショップ(2021)にて講師を務めた。他にも、地域活性化のためのプロジェクトを立ち上げている。
市民ワークショップを経て、昨年制定された観光基本計画では、基本方針として、
①「伝える」手段の構築・情報発信方法の創意工夫
② 既存施設の活用方法の見直しとグルメ・特産品の磨き上げ
③ 既存イベントの再構成とテーマに合う着地型観光の充実
④ 観光事業推進のための中間支援組織の拡充
が設定されました。
そこでまずは①について、直方の魅力を伝えるため市民参加型のプロモーション動画の制作を計画。
市民ワークショップメンバーとともに動画の内容や、直方市に観光客が来た時にどんなおもてなしをするかを検討し、様々なアイデアが出されました。
プロモーション動画のコンセプト
"すぐそこにある「お手頃な非日常」の提供〜また訪れたくなる、ちょっと特別な場所〜”をテーマに「訪れると少しだけ幸せになる街」としての直方がどうあるべきか、市民らが主体となって議論を重ねてきた中で、本市を訪れる人たちを視覚的に楽しませてきた“花”に焦点を当て、花を通じたおもてなしというコンセプトが生まれました。
「観光PR動画ができるまで」は市ホームページをご覧ください。
https://www.city.nogata.fukuoka.jp/kanko/_4705/_10282.html
5年後の未来図を描いた、のおがた市初の「花文化都市」観光ビジョンムービー
約20万球のチューリップが咲き誇る「のおがたチューリップフェア」、季節によってたくさんの花々が咲きほこり、花の豊かな香りに包まれる「福智山ろく花公園」など、花は、本市を代表する観光資源となっています。
この「花」という資源をもとに、より直方独自の観光資源にするために、さらなる議論を重ねて生まれたのが「花文化都市」というビジョンです。
従来は主に見て楽しむ=視覚でのおもてなしを担っていた「花」を「文化」としてより多面的にとらえ、視覚(見て)・嗅覚(香りで)・触覚(触れて)・聴覚(音で)・味覚(食べて楽しむ)と五感全てで楽しめるおもてなしに昇華する。それが直方市の「花文化都市」であり、今後複数年かけて市と市民が一体となってビジョンの実現に向けて邁進していきます。
ビジョンムービー内では、実際に花文化によるおもてなしが浸透した5年後の未来の直方市で、実際の市内の飲食店や観光スポットで検討中の五感で楽しめる様々な花体験を描いています。
「 のおがた市“花文化観光”ビジョンムービー 」 では、本市に観光で訪れた二人の女性が主人公を務めます。5年後の本市の姿を描いた"花"にまつわる数々の観光スポット、ご当地グルメ、サービスを堪能。「未来ののおがた市=花文化都市」を体感するストーリーとなっています。
花巡りに加え、本市を代表するスポットや名産にも焦点が当てらています。近代の炭鉱開発に尽力した堀三太郎氏の住宅として明治31年に建設され、現在のおがた市が管理する「直方歳時館」では、花に"触れる"生花を体験。
「人力車(のおがた出身の和泉要助が日本で初めて発明)」体験では、のおがた市の歴史を語る車夫の話に"耳"を傾けながら、市の街並み、風景を"見て"感じます。その他、ご当地グルメのレストランやカフェ、商店街、美容室を巡ります。
本ムービーには、総勢40名以上ののおがた市民が出演。
市民共創型ムービーとして、本市の魅力を発信して参ります。
さらに、今回動画内で紹介した様々な花文化コンテンツは、実際に街の観光コンテンツとして実装する準備を進めていく予定です。
観光ポータルサイトもオープン
さらに、新たな観光ポータルサイト(URL:https://nogata-kankoh.com)も開設しました。
また、花文化コンテンツ第一弾として、今年度(令和5年度)福智山ろく花公園周辺にて花文化観光コンテンツの実施に向けたツアー検証事業がスタートします。
動画タイトル 「 のおがた市“花文化観光”ビジョンムービー 」
•公開日 2023年6月1日(木)
•動画URL https://youtu.be/UrrO9sc_6TU
・観光ポータルサイト
このまちの花々にありったけの思いを込めて、いつかみなさんと"花文化観光都市のおがた"でお会いできるのを楽しみにしています。