建設から３０年以上経過した市庁舎。もともと１、２階が吹き抜けになっていて明るい建物なのですが、窓口でのプライバシーの配慮不足や庁舎案内がわかりにくいといった課題がありました。

まず、庁舎全体のサイン表示を刷新することにしました。全体的に明るいイメージの中に、もともとの庁舎のデザインとも調和するような黒をベースにしたデザインをサイン表示にして、チェック柄も取り入れた親しみやすくなりました、全庁的にサインを刷新することで「迷わない」を実現。わかりやすい番号表示や色分けをしたサイン表示にしたことで、一目で目的の場所が分かるようになりました。さらに、１階エントランスにはフロア別の全館案内とは別に、要件別の窓口案内を設置することで、来庁目的からも窓口が探せるようになりました。

次に、窓口の改修では、可動式で着脱可能なパーテーションを設置してプライバシーが確保されるため安心して相談していただけるようになりました。

また、市民サロンは、木目調の床タイルに改修し、居心地の良い空間へリニューアルしました。休憩やミーティングなどに活用できるよう、今までなかったテーブルと椅子を配置して、モニターから市の情報をデジタル配信できるようにしています。

「庁舎に訪れた皆さんが快適に利用できるように」と生まれ変わった市民サロン。より親しみを持ってもらえるよう、市民サロンお名前総選挙を行いました。市民投票によって決まった名前が「こもれびテラス」です。ここから市の旬の情報がお届けできるようなPRスペースとしても活用していきますので、ぜひ、お立ち寄りください。